色々と調べているとXaml側のテンプレートをいじる必要があるみたいだったので、いろいろとやってみた。
とりあえず、コンボボックスをデザイナに配置し、コンボボックスを選択した状態で「右クリック」－＞「テンプレートの編集」ー＞「コピーして編集」を選択する。
リソースの名前は後でも変更できるのと、自動で作成されるXAMLの場所も移動できるので一旦は初期のままにして「OK」を押す。
ものすごく長いリソースがWindow.Resourceの中に作成される
このリソースの中でBackgroundを管理している箇所のStyleを変更すれば変えることができる。具体的には下記の画像の部分。
※編集可能なコンボボックスを使っているときは「ComboBox.Static.Editable.Background」を変更すればよいと思われる。
今回の場合は、フォーカスの移動によって背景色を変更したかったので、「ComboBox.Static.Background」、「ComboBox.MouseOver.Background」をデザイナ上は「Transparent」に設定しておいて、プログラムからGotFocusイベントとLostFocusイベントを利用して変更している。
＝＝＝ ソース抜粋１ ＝＝＝
// 選択中の背景色を設定する
this.GotFocus += SetSelectionBackgroundColor;
// 選択中の背景色を初期値にもどす
this.LostFocus += ClearSelectionBackgroundColor;
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＝＝＝ ソース抜粋２ ＝＝＝
/// <summary>
/// フォーカス取得時の背景色
/// </summary>
public Brush SelectionBackgroundColor = new SolidColorBrush(Color.FromArgb(255, 250, 250, 0));
/// <summary>
/// 選択中のコンボボックスの背景色を設定
/// </summary>
/// <param name="sender"></param>
/// <param name="e"></param>
private void SetSelectionBackgroundColor(object sender, RoutedEventArgs e)
{
var grid = this.Template.FindName("templateRoot", this) as Grid;
if (grid != null)
grid.Background = SelectionBackgroundColor;
}
/// <summary>
/// 選択中のコンボボックスの背景色を初期化
/// </summary>
/// <param name="sender"></param>
/// <param name="e"></param>
private void ClearSelectionBackgroundColor(object sender, RoutedEventArgs e)
{
var grid = this.Template.FindName("templateRoot", this) as Grid;
if (grid != null)
grid.Background = null;
}
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
※templateRootは先ほどデザイナから自動生成されたXAMLの中で「ComboBoxTemplate」というControlTemplateがあるが、その中のGridのこと。
なのでコンボボックスを構成する各コントロールを配置している元のGridの背景色を変更しているだけ。逆に言うとコンボボックスをどうやって作っているのかがControlTemplateを見ればわかる。
後はこの作成したリソースをコンボボックスのStyleに適用すればよい。
＝＝＝ ソース抜粋３ ＝＝＝
<ComboBox ItemsSource="{Binding PriorityList, Mode=TwoWay}"
DisplayMemberPath="Name" SelectedValuePath="PriorityNo"
SelectedValue="{Binding SelectedPriorityNo}" Style="{StaticResource ComboBoxStyle1}">
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Window.Resourceに配置すると他のWindowでは利用できなくなるので、App.Xamlに配置すれば他のWindowから利用できる。
App.Xamlが長くなりすぎるのであれば、別のリソースディクショナリに作成して、App.Xamlは「ResourceDictionary.MergedDictionaries」でリソースの指定をすればよい。
＜適用した例＞
